四柱推命の用神とは、命式をより良好な状態にするための神のことを言います。
命式における喜神のうち最も重要なはたらきをするものが用神となります。
用神には、扶抑用神、調候用神、病薬用神、通関用神、専旺用神などいくつかの種類があり、格局によって用いるものが決まります。
普通格局(内格)で用います。
普通格局(内格)では、命式における五行のバランスが非常に大切であり、偏らないようにはたらきかけるものが扶抑用神となります。
弱い五行を扶け、強い五行を抑えることから、扶抑用神と言われています。
普通格局(内格)で用います。
普通格局(内格)では、命式における気候のバランスも大切であり、四季を中和させるものを調候用神と言います。
例えば、冬の寒い命式であれば火を、夏の暑い命式では水を必要とします。
普通格局(内格)で用います。
病とは命式における欠陥のことを指し、欠陥が強められ顕著になると病気を発症すると言われています。
病には、五行の大過や不足以外にも、七冲や支合によって悪化する場合など、実にさまざまなものがあります。
薬とは病となる干支や五行を抑えるものを指し、薬となるはたらきをする神のことを病薬用神と言います。
普通格局(内格)や、特別格局(外格)の両神成象格などで用います。
相剋といった敵対する関係の五行の間に入り、調和させるはたらきのあるものを通関用神と言います。
特別格局(外格)の従格や化気格、一行得気格などで用います。
従格や化気格、一行得気格などでは、命式が一局に偏ることを吉とするため、命式において非常に強い五行自体が専旺用神となります。