四柱推命の命式において、正財の天星と各地星の関係について解説します。
天星は天干から出す通変星、地星は地支の蔵干から出す通変星のことを言います。
比肩が正財を剋するため、自分(比肩)が財を支配することができ、大きな財運に恵まれるでしょう。
蓄財することが好きなため、積極的に投資や資産運用をするでしょう。
知性や実務能力が高く、優れた仕事ができるため、立身出世運にも恵まれるでしょう。
負けず嫌いの努力家で、部下などからの信頼は厚いでしょう。
理想やプライドが高い一面があるため、心の中に葛藤を抱えることもあるでしょう。
男性の場合は、内助の功を発揮する良妻に恵まれるでしょう。
劫財が正財を剋するため、正財の性質は弱まり、劫財の性質が強くなるでしょう。
金銭的に苦労の多い組み合わせでしょう。
収入が多くてもその分支出も多く、なかなか貯蓄できないでしょう。
モラルのないやり方でお金を手に入れて世間から非難されることもあるでしょう。
現実主義で探求心や行動力に恵まれているため、逆境からのし上がる力があるでしょう。
女性の場合は、夫の仕事運を損なったり、夫と離別することがあるでしょう。
食神が正財を強め、正財的な性質を帯びるでしょう。
人生を成功させるほどの財運に恵まれるでしょう。
やや子供っぽく、楽観的で前向きな姿勢を持つでしょう。
自尊心や自己肯定感が高く、ピンチに陥ってもそれは揺らがないでしょう。
男性は場合は、財運を向上させてくれる妻に恵まれるでしょう。
女性の場合は、発展運のある夫に恵まれるでしょう。
傷官が正財を強め、正財的な性質を帯びるでしょう。
若い頃は神経質なところがありますが、加齢とともに落ち着いていくでしょう。
兄弟間や同僚の間では有能なため浮くことがしばしばあるでしょう。
活躍すると他者から妨害を受けやすいため、転職の機会も多い方でしょう。
周囲の顔色を伺うより自分の信念を貫いた方が、仕事はうまくいくでしょう。
さまざまなことに興味があり、それがまた自分の世界や仕事を広げていくので、積極的に興味を追求するとよいでしょう。
正財と偏財は比和の関係であるため、財星の特性が強調されるでしょう。
一見財運に恵まれているように見えますが、金銭の出入りが激しく金銭に関するトラブルも多いでしょう。
生真面目で責任感が強く、神経質な一面があるでしょう。
他人には強い人と思われがちですが、プレッシャーには弱い方でしょう。
興味が多く、二足のわらじを履く人が少なくないでしょう。
うまくいってるときに足元をすくわれやすいので、常に気を引き締めておくとよいでしょう。
男性の場合は気が多く、妻を苦しめることがあるでしょう。
正財が比和となり、正財本来の性質が非常に強調されます。
財運が強く、知性や芸術性に恵まれるでしょう。
理屈好きですが話し方が柔和で、多くの人に好かれるでしょう。
引き立て運に恵まれ、実力以上の立場に就くことができるでしょう。
男性の場合は異性運に恵まれ、素晴らしい女性との出会いが多いでしょう。
女性の場合は人気運に恵まれ、他者からの援助によって大いに発展するでしょう。
正財が偏官を強め、また偏官に正財の性質が加わります。
財運に恵まれ、金銭に対する執着も強いでしょう。
意志が固く、頑固な一面があるでしょう。
個性的なキャラクターであるため、敵と味方が分かれるタイプでしょう。
自己をコントロールすることができれば大きな成功を掴むことができるでしょう。
批判精神は自重する必要があるでしょう。
正財が正官を強め、また正官に正財の性質が加わります。
立派な人格者で、周囲からの人望が厚いでしょう。
組織のトップに立つ人が多いです。
穏やかな気質なため、競争社会には向いていませんが、支援者に恵まれるでしょう。
自ら苦労を背負いこんだり自分を責める傾向もあります。
ピンチに弱いため、そのような場合は自分の殻を破る必要が生じるでしょう。
正財が偏印を剋しますが、正財では偏印を抑えきることができず凶意が生じるでしょう。
なかなか環境が安定せず、障害や変化の多い人生となるでしょう。
遊びや娯楽が好きで、堅実性が足りない一面があるでしょう。
考え方に偏りがありますが、人付き合いはうまく支援者を得ることができるでしょう。
芸術性に恵まれるため、芸術の道で成功する人もいるでしょう。
不摂生な生活から健康を悪化させやすいので注意しましょう。
男女ともに夫婦間では衝突が多いでしょう。
正財が印綬を剋するため、どちらも吉星なのに良い面を活かしにくいでしょう。
才能に恵まれているわりには、成功するのに時間がかかるでしょう。
理屈ではなく感覚で行動するタイプでしょう。
情緒が不安定になりやすいため環境を整える必要があるでしょう。
男性の場合は母性本能をくすぐるため、多くの女性からもてるでしょう。
女性の場合は愛嬌があるため、多くの男性から言い寄られるでしょう。