日支の通変星

日支の通変星

四柱推命の日柱にはプライベートにおける性格や生活が現れます。
ですので日支の蔵干から導き出される通変星は、その人の私生活における気性や性質、結婚運、家庭運などを表しています。

 

 

 

日支の通変星が比肩

頑固で我が強く、純粋で一直線な性格をしているでしょう。
命式で偏官がそばにあれば、この我の強さを抑えることができるでしょう。
夫婦間では喧嘩やトラブルが起きがちでしょう。

 

男性の場合は、気性の激しい女性と結婚する傾向があります。
自分も気性が激しいため、お互い譲り合わないと離婚になりかねません。
十二運が冠帯や建禄ならば、結婚運は良いでしょう。

 

女性の場合は、気難しい男性と結婚する傾向があります。
仲が良い時はいいですが、お互い個性が強いため意見が食い違うと結婚生活が破綻しやすいです。
女性は家庭に入るより働いている方が良いでしょう。
十二運が長生や冠帯ならば、結婚運は良いでしょう。

 

日支の通変星が劫財

表面上は穏やかで、相手や周囲に合わせることができるでしょう。
しかし、浪費家で荒っぽいところがあります。
命式で食神がそばにあれば、悪い面を抑えることができるでしょう。
夫婦間ではトラブルや金銭問題が起きがちでしょう。

 

男性の場合は、何を考えているのか読めない女性と結婚する傾向があります。
妻はお金がかかり、自分のペースに引き込むしたたさかを持つでしょう。

 

女性の場合は、生涯独身であることも珍しくなく、結婚する場合も晩婚の傾向があります。
個性の強い男性と縁があり、結婚生活では不満が溜まりやすいですが物質的には豊かになるでしょう。

 

日支の通変星が食神

のんびりマイペースで、あっさりとした性格でしょう。
食べることが好きで、ふっくらした人が多いです。
命式で偏印がそばにあると良くないでしょう。
十二運が長生、冠帯、建禄、胎ならば、結婚運は良いでしょう。

 

男性の場合は、明るく面倒見の良い女性と結婚する傾向があります。
自分が無意識に母性を求めるところがあり、それがいきすぎると夫婦仲はうまくいかないでしょう。

 

女性の場合は、いつまでも気持ちが若い遊び好きな男性と結婚する傾向があります。
男性を見下すところがあり、また気も多い方なので、相手に対する思いやりがないと結婚生活は長続きしません。

 

日支の通変星が傷官

プライドが高く神経質で、好き嫌いがはっきりしているでしょう。
お喋りなため、隠し事をすることは苦手でしょう。
命式で印星(偏印・印綬)がそばにあると、きつい性格を抑えてくれるでしょう。

 

男性の場合は、感情の起伏が激しい女性と結婚する傾向があります。
結婚することによって仕事運に良くない影響が出るかもしれません。
また、浮気や借金などはしないよう気を付けましょう。

 

女性の場合は美人である人が多く、夢を追いかける理想家の男性と結婚する傾向があります。
相手に対する思いやりを持たないと、結婚生活は安定しません。

 

日支の通変星が偏財

社交家で協調性があり、多くの人と付き合いがあるでしょう。
気立てがよく恋愛結婚をするでしょう。
命式で比肩がそばにあると良くないでしょう。

 

男性の場合は、生活力がある働き者の女性と結婚する傾向があります。
妻の支えによって、安心して仕事に集中することができるでしょう。
基本的に結婚運は良いですが、女性にもてるため浮気の虫が悪さしないよう気を付けましょう。

 

女性の場合は晩婚の傾向があり、経済状態が安定しない男性と縁があるでしょう。
夫の借金や浮気、病気などに悩まされることがあるでしょう。
ですが、自分自身が財運や仕事運に恵まれているので特に心配はいらないでしょう。
十二運が長生や冠帯ならば、結婚運は良いでしょう。

 

日支の通変星が正財

真面目でルールをきっちり守る性格でしょう。
いい加減なことをする人を嫌うでしょう。
命式で劫財がそばにあったり、干合となる星があると良くないでしょう。

 

男性の場合は、懐の深い女性と結婚する傾向があります。
妻に対する甘えが出てしまいがちなので、自制するようにしましょう。
基本的に結婚運は良く、十二運が長生、冠帯、建禄、帝旺、衰、胎、養ならばなお良いでしょう。

 

女性の場合は、意志が弱く甘えたところのある男性と結婚する傾向があります。
夫から苦労をかけられやすい結婚生活となるでしょう。
周囲の反対が多い縁談は見送るが吉です。

 

日支の通変星が偏官

直感力が冴えていますが、気の短いところがあるでしょう。
活発ですが、過ぎたことをいつまでも悩むところもあります。
命式で食神がそばにあれば、情緒の不安定さを抑えることができるでしょう。

 

男性の場合は、芯が強く少々のことでは弱音を吐かない女性と結婚する傾向があります。
妻から信頼を得ることができれば支えてもらえますが、そうでなければ捨てられることもあります。

 

女性の場合は、個性的で変わった男性と結婚する傾向があります。
夫は家族思いで、楽しい結婚生活を送ることができるでしょう。
ただし中年以降に夫婦の危機が訪れることがあります。
十二運が長生、建禄、帝旺、胎、養ならば、結婚運は良いでしょう。

 

日支の通変星が正官

真面目でモラルもあり、品行方正な人柄でしょう。
命式で傷官がそばにあると良くないでしょう。

 

男性の場合は、素直でやさしい女性と結婚する傾向があります。
基本的には結婚運は良いでしょう。
妻は受け身なタイプなので、結婚生活が良くなるかどうかは自分次第でしょう。

 

女性の場合は、十二運が長生、冠帯、建禄ならば玉の輿に乗ることができるでしょう。
帝旺、衰、胎、養ならば、概ね満足のいく結婚ができるでしょう。
沐浴、病、死、墓、絶ならば、あまりぱっとしない男性と結婚するでしょう。

 

日支の通変星が偏印

活発で行動的ですが、気分が変わりやすいでしょう。
命式で他に偏印があると離婚の暗示があります。
また月支の通変星が食神だと夫婦間のトラブルが多いでしょう。

 

男性の場合は、自己主張の強い個性的な女性と結婚する傾向があります。
妻は言い出したら引かないタイプなので、こちらが折れないと結婚生活は安定しないでしょう。

 

女性の場合は、プライドが高いわりには気が弱い男性と結婚する傾向があります。
全体的に結婚運は良くなく、結婚生活はなかなか安定しないでしょう。
結婚するにあたっては相手の生活力や経済力をしっかり吟味すると良いでしょう。

 

日支の通変星が印綬

やや自己中心的なところもありますが、理性や知性に優れ、穏やかな性格をしているでしょう。
命式で他に印綬があると子供との縁が薄くなるでしょう。
命式で正財がそばにあると良くないでしょう。

 

男性の場合は、素朴で我慢強い女性と結婚する傾向があります。
逆境に強く、夫を支えてくれる良き妻に恵まれるでしょう。
妻にきつくあたってしまいがちなので、妻を思いやるよう心掛けましょう。

 

女性の場合は、何不自由なく生きてきたマイペースな男性と結婚する傾向があります。
お互い譲らないところがあるので、相手を思いやる気持ちを持たないと結婚生活は安定しにくいでしょう。
十二運が長生、冠帯、建禄、帝旺、養ならば、結婚運は良いでしょう。