四柱推命の六害とは、互いに分離したり破壊しあったりする2つの地支のことを言います。
六害は肉親の不和や分離を意味し、助けがないことや孤立すること、仲違いすることなどを暗示します。
日柱にあるのが一番よくないとされています。
凶意は七冲や刑ほど強くはないので、命式が良ければ特に心配しなくてよいでしょう。
空亡、支合、三合などによって凶意はさらに軽くなります。
下図のように、七冲となる地支が支合する相手、または支合となる地支が七冲となる相手が六害となります。
六害には以下の6組があります。
上から順に凶意が弱くなります。(上が一番強く、下が一番弱い)
六害 | 性質 |
---|---|
子−未 |
家族の仲が悪く衝突しやすい 偏官とともにあれば胃腸が弱くなりやすい |
寅−巳 |
先のことを考えずに突き進んで失敗しやすい 2つあると手術や慢性病に注意 |
丑−午 |
負けず嫌いだが忍耐力に欠ける 夫婦関係が不安定である 神経系の病気にかかりやすい |
卯−辰 |
負けず嫌いで、孤独を好む 目上の人に恥をかかせる |
酉−戌 | 家族の病気が原因となって、夫婦関係が悪くなりやすい |
申−亥 |
失くし物が多い 転落の事故に注意 2つあると顔の怪我に注意 |
六害が日支と時支にある場合は、年老いてからの病気に注意しましょう。
六害が羊刃と同じ柱にあれば、動物からの被害に気を付けましょう。
六害、亡神、劫殺の3つが同じ柱にあれば、嘘をつくことが多いでしょう。