丁(ひのと)は人間が作り出した小さな火で、陰の火になります。
四柱推命では、甲木の燃料を庚金で適度に切って燃やして火を生み出すことが良いとされています。
人間は勉学に励むために人工の火を使い始めたため、丁は知恵や学問も意味します。
丁は豊富な燃料があれば燦々と照らす大きな火にもなりますし、暗闇の中で静かに集中するための一本のろうそくの灯にもなります。
日干(日主)が丁の人は、繊細な神経と豊かな感受性を持ち、感情の起伏が大きいです。
飽きっぽい側面と忍耐強い側面の両方を持つ、捉えどころのない魅力的な人物です。
理想と現実の差に悩み、仕事を転々としたり、家族や恋人と衝突したりすることがあります。
怒りっぽく、その怒りを心の内に溜め込んで爆発させて、周囲を巻き込む大事になることもあります。
熱しやすく冷めやすくて、また好き嫌いもはっきりしているので、基本的には好きなことでないと続きません。
勘の良さと集中力に非常に恵まれており、単純作業よりも創造性を要する職に適性があります。
また、頭が良いため研究や学問などの方面での活躍も期待できます。
しかし、頭の良さが裏目に出て、周囲から冷たい人や策士だと思われて孤立することもあります。
丁を日干とする干支を持つ人の性格や人生の傾向、開運方法については、下記で詳しく解説しています。