四柱推命では、生まれた年月日時を八字に置き換えて占います。
生まれ年から年柱、生まれ月から月柱、生まれ日から日柱、生まれ時間から時柱が決定します。
このように柱が4種存在するため、四柱推命と呼ばれています。
それぞれの柱は天干・地支から成ります。
天干には甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十干、地支には子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支のいずれかが入ります。
4柱×2文字=合計8文字となり、中国では四柱推命は「八字(パーツー)」と呼ばれています。
各柱の名称や示すものは下表の通りです。
時柱 | 日柱 | 月柱 | 年柱 | |
---|---|---|---|---|
天干 | 時干 | 日干 | 月干 | 年干 |
地支 | 時支 | 日支 | 月支 | 年支 |
示すもの |
子供(干が息子、支が娘) |
私生活 |
社会生活 |
先祖 |
年齢 |
60歳〜 |
40〜60歳 |
20〜40歳 |
0〜20歳 |
日干は「日主」とも呼び、その人自身を表します。
その命式の中心となります。
各柱の天干と地支の蔵干から通変星を導き出します。
特に月支の蔵干から導き出した通変星を「月支元命」といい、その人の本質や性格を表します。
四柱推命では日干と月支が非常に重要で、実に運命の6割を決定づけるとも言われています。
年干・月干・時干から導き出された通変星のことを年上・月上・時上と呼ぶこともあります。
その他にも各柱ごとに十二運や特殊星などが導き出されます。
特殊星は基本的にその柱の年齢域に作用します。
影響は日柱にあるものが一番強く、次に時柱、月柱、年柱の順となります。