四柱推命によって子供運や子供との関係などを推測することができます。
男性ならば官星(偏官、正官)、女性ならば食傷星(食神、傷官)が子供を表す通変星となります。
その通変星が日干と干合する場合は、濃い親子の絆ができるでしょう。
古典では、子を表す通変星が陽干であれば男子、陰干であれば女子と見るという考え方があります。
また、日支の十二運が胎である女性は、男子よりも女子を授かりやすいと言われています。
命式において、子を表す通変星の十二運が強ければ、子供は発達しやすく親の助けとなるでしょう。
反対に弱ければ、発達しにくく親の助けとならないでしょう。
これは行運にも応用でき、その時期の親子の関係を推測することができます。
子を表す通編星の干と親の大運の支から十二運を導き出し、それが強ければ、その時期の子供の状況は親にとって満足いくものであり頼りになるでしょう。
反対に、十二運が弱ければ、その時期の子供は親にとって頼りなく不満に思えるでしょう。
また、子供の社会運は15〜16歳頃までは親の運勢によって左右されると言われています。
それに対して、性格は1〜2歳頃から命式の特徴が表れると言われています。
子供の教育は子供の命式に合わせるとよいでしょう。
例えば、傷官が強い子供を上から押さえつけると精神が不安定になりかねません。
官星が強い子供は自由にさせないと反発するでしょう。
男子で印星・財星などが強い場合は、力強さが欠ける一面があるので、スポーツなどの習い事をさせるとよいでしょう。
女子で比劫星・官星などが強い場合は、上からではなく友達のように寄り添ってアドバイスをするとよいでしょう。