四柱推命において、日干丙の各季節生まれについて解説します。
春は太陽の暖かさがありがたい季節なので、柔和でのんびりマイペースな人が多いでしょう。
寅月生まれの場合は、その場の成り行きでいろんなことに手を出して中途半端になりやすいでしょう。
卯月生まれの場合は、プライドは高いですが、頼られたら心よく引き受け、約束もしっかり守るでしょう。
辰月生まれの場合は、気分屋でマイペースなところがあり、仕事よりも趣味の充実を追求するでしょう。
木が最も盛んな季節なので木生火となり、木も火も共に勢いが出るでしょう。
木や火が強すぎると炎上するので良くないでしょう。
その場合は水の調整を喜びます。
水や土が多すぎると火が消えてしまうので良くないでしょう。
金は財星を表し火によって鍛錬されるので、金が多いと財運に恵まれるでしょう。
夏は太陽がさんさんと輝き、もっともエネルギーが強くなる季節です。
夏生まれはほとんどが身強になるので、感情の起伏が激しく、自己主張も非常に強いでしょう。
強すぎるエネルギーは仕事や社会活動などで発散させるのが良いでしょう。
しかし、仕事や社会活動で行き詰まった場合は私生活にも悪影響が出かねません。
午月生まれの場合は月支が羊刃になるので、強烈な自我を持つでしょう。
命式に壬・癸・亥・子・丑がある場合は、激しさが緩和され、地に足の着いた目標設定や管理能力で周囲の信頼を得るでしょう。
火が極盛の季節なので、水があるのが大吉、火を生み出す木は大凶となります。
金は財星で火によって鍛錬され財運が上がるので、吉となります。
土は火を漏らすので吉となり、大地からの収穫も期待できるでしょう。
命式に水がなく木運が巡ると災厄の恐れがあるでしょう。
太陽の日差しも落ち着いてくる季節なので、エネルギッシュでありつつもバランスの良さが出てくるでしょう。
計画的に努力をしたり、堅実的な物事の考え方をするでしょう。
実力は十分で、周囲から信用や信頼を得るでしょう。
秋は火の勢いが弱まるので、木生火で火を生じる木が大吉となります。
水があると火の勢いが弱まるので大凶です。
金が多いと金生水となり水を生じるので凶です。
土が多いと太陽の光が届きにくくなるので凶です。
太陽の日差しが弱い季節なので、丙特有の我の強さは抑えられるでしょう。
他人を思いやることができ、また他人のすごさを認める度量もあるでしょう。
何か問題が発生した時に臨機応変に対応するのが得意でしょう。
基本的には計画を立てて物事を推し進めますが、型にはまったルーチンワークなどは好きではないでしょう。
命式で月支の他に壬・癸・亥・子がある場合は、優柔不断で見通しの甘い性格になるでしょう。
冬は火が最も弱くなる季節なので、木生火で火を生じる木が大吉となります。
火があると比和となり火が強化されるので吉です。
水があると火を消してしまうので大凶です。
土は水を剋するので吉となります。
金は財星ですが火が弱く鍛錬できないので、あまり財運に恵まれないでしょう。
また金生水で水を生じるので金は凶となります。