乙と季節生まれ

乙と季節生まれ

四柱推命において、日干乙の各季節生まれについて解説します。

 

 

 

春生まれ(月支が寅、卯、辰)

一見控えめで大人しいですが芯の強さを持っているでしょう。
ゆっくりじっくりと自分の意見を主張していくでしょう。
何事に対しても好き嫌いはハッキリしている方でしょう。
寅月生まれの場合は、一つのことに執着しすぎて他のことが左右されることがあるでしょう。
命式に丙・丁・巳・午があると、頭の回転が速く行動力があり仕事がバリバリできるでしょう。

春はまだ寒いので、基本的に暖めてくれる火を重宝します。
卯、辰月生まれの場合は、乙の草花が成育するために少量の水を必要とするでしょう。
寅月生まれの場合は、水が多いと根腐れしてしまうでしょう。
土が多すぎると発芽しにくいので薄いのが良いでしょう。
金が多いと刈り取られるため災厄の恐れがありますが、木行が多い場合はその限りではなく金運が上がるでしょう。

 

夏生まれ(月支が巳、午、未)

乙の気が漏れる季節なので、お喋りな人が多いでしょう。
話題が豊富で話が巧みでしょう。
せっかちなところもあるでしょう。
家の中や自分の部屋は汚いのに、外出時の服装や職場のデスクの上は綺麗といった二面性があるでしょう。

根が乾きやすい季節なので、基本的に水が大吉、火が大凶となります。
土はある方が好ましいですが、薄い方が乙の草花が育ちやすいでしょう。
金もある方が好ましいですが、多すぎると刈り取りすぎて良くないため、ほどほどにあるのが良いでしょう。
木は良くも悪くもなく中立でしょう。

 

秋生まれ(月支が申、酉、戌)

容姿が整い美男美女が多く、また器用な人が多いでしょう。
束縛を嫌い自由を好むため、一か所にとどまらないことが多いでしょう。
自分のやり方を貫ける職場に巡り合えたら、生活は安定するでしょう。
命式に壬・癸・亥・子があると、乙を助けてくれるので、仕事の能力やコミュニケーションスキルが発展し、運が開けるでしょう。

基本的に土は薄い方が乙の草花が生きやすく望ましいでしょう。
申月生まれの場合は、まだ暑い時期なので水や土が多いことを好むでしょう。
酉月生まれの場合は、草花が生い茂っているので刈り取ってくれる金を喜ぶでしょう。
戌月生まれの場合は、寒くなり枯れつつあるので、水が多いと腐りやすく、火で暖められることを喜ぶでしょう。

 

冬生まれ(月支が亥、子、丑)

寒い季節なのでほとんどの草花は枯れ果て、残ったものはじっと耐えているでしょう。
視野が狭くなり、自分中心の物の見方になってしまうでしょう。
優柔不断であったり、いつまでも同じことをくよくよ悩んだりすることがあるでしょう。
命式に丙・丁・巳・午があると、頭の回転が速く閃きも冴え、さまざまなことに臨機応変に対応することができるでしょう。
豊かな感性を活かして、デザインや企画、設計などの分野で活躍することができるでしょう。

基本的に、木・火・土が喜神、水・金が忌神となります。
寒い季節なので暖めてくれる火と根っこを覆ってくれる土を喜ぶでしょう。
水が多いと根っこを腐らせるので嫌うでしょう。