四柱推命の刑とは、剋し合う地支のことを言います。
下記の7種類があり、大きく三刑と自刑に分けることができます。
刑 | 地支 | 刑する方向 | |
---|---|---|---|
三刑 |
無礼の刑 | 子、卯 | 子→卯、卯→子 |
恃勢の刑 | 寅、巳、申 | 寅→巳、巳→申、申→寅 | |
無恩の刑 | 丑、戌、未 | 丑→戌、戌→未、未→丑 | |
自刑 |
辰、辰 | 辰→辰 | |
午、午 | 午→午 | ||
酉、酉 | 酉→酉 | ||
亥、亥 | 亥→亥 |
命式に三刑を持っている人は、人間関係でトラブルを起こしやすいです。
空亡、支合、三合などとともにあれば凶意は弱まります。
三刑には、部分的に六害(寅巳)や支合(寅亥・巳申)を含むものがあります。
子と卯は、水が木を生じる関係であり母子の関係でもありますが、お互いに剋するため無礼の刑と言われてます。
刑の中で最も凶意が強いです。
礼儀に欠ける振る舞いから家族間や友人間でトラブル起をこすことを暗示しています。
女性が無礼の刑を持っていると特に良くなく、子供との関係が心配されます。
勢いをもって剋するため、恃勢(じせい)の刑と言われています。
自分に自惚れて権力や策略などによって相手を傷つけることを暗示しています。
別名、火の三刑とも呼ばれています。
丑、戌、未はいずれも同じ五行(土)に属する地支で兄弟のような関係ですが、お互いに剋するため無恩の刑と言われています。
親しい者同士が争うことを暗示しています。
別名、土の三刑とも呼ばれています。
※火の三刑と土の三刑は健康運にも深い関わりがある言われています。
辰、午、酉、亥は同じ地支が2つ揃うと、自分を剋する自刑となります。
命式に自刑を持っている人は闘争心が強く、不注意から失敗を招きやすくなります。
遅刻や紛失、頻繁な転職に注意しましょう。
火関係の事故に注意しましょう。
怪我や交通事故に注意しましょう。
水関連の事故に注意しましょう。
刑の原理は、三合が方合を剋する関係から成ります。
↓が刑する方向となります。
申子辰 【三合水局】
↓↓↓
寅卯辰 【東方合木局】
(申寅は恃勢の刑、子卯は無礼の刑、辰辰は自刑になります)
亥卯未 【三合木局】
↓↓↓
亥子丑 【北方合水局】
(亥亥は自刑、卯子は無礼の刑、未丑は無恩の刑になります)
寅午戌 【三合火局】
↓↓↓
巳午未 【南方合火局】
(寅巳は恃勢の刑、午午は自刑、戌未は無恩の刑になります)
巳酉丑 【三合金局】
↓↓↓
申酉戌 【西方合金局】
(巳申は恃勢の刑、酉酉は自刑、丑戌は無恩の刑になります)