化気格（化格）

化気格（かきかく）とは、四柱推命において日干が変化干合する命式のことを言います。
月支の力を得て、日干と月干もしくは日干と時干が変化干合します。
別名「化格（かかく）」とも言います。

 

命式に妬合や化気五行を剋する五行がある場合は、真の化気格とはならず、仮の化気格（仮化格）もしくは普通格局（内格）となります。
真の化気格は貴命で、仮の化気格もそれより一段落ちますが貴命となります。
命式に妬合がなくても、行運で妬合となる場合は運気が落ちるので注意が必要です。

 

化気格の人は、化気五行の性質がストレートに表れた性格になるでしょう。
喜となる五行は化気五行とそれを生み出す五行、忌となる五行は化気五行を剋する五行です。

 

化気格は、化土格、化金格、化水格、化木格、化火格の5つに分類することができます。
それぞれの成立条件は下記の通りです。

 

 

 

 

化土格（かどかく）

日干が土の五行に変化干合する命式です。
命式に土・火が多くて木が少ないことが望ましく、これを満たさない場合や妬合がある場合は仮の化土格もしくは普通格局となります。

 

行運において、喜の五行は土・火、忌の五行は木となります。
妬合となる干が巡る場合も良くありません。

 

化土格の人は、誠実な人柄で、お願いをされたら断れないような人の好さも持つでしょう。
実行力と統率力に恵まれ、人の上に立つ人でしょう。
信仰心がある人も多いです。
適職は、不動産業、観光業、伝統産業、政治、宗教などです。

 

＜化土格の例＞

1976年10月19日10時台生まれ

 

化金格（かきかく）

日干が金の五行に変化干合する命式です。
命式に金・土が多くて火が少ないことが望ましく、これを満たさない場合や妬合がある場合は仮の化金格もしくは普通格局となります。

 

行運において、喜の五行は金・土、忌の五行は火となります。
妬合となる干が巡る場合も良くありません。

 

化金格の人は、真面目で礼儀正しく、規則や約束は必ず守るでしょう。
情にも厚く、弱者を率先して助けるでしょう。
周囲の評価を気にして、地位や名誉を求めるところもあります
集中力と実行力に非常に恵まれているでしょう。
適職は、警察、自衛隊、法曹界、公務員、金融業界、芸能界などです。

 

＜化金格の例＞

1988年8月8日6時台生まれ

 

化水格（かすいかく）

日干が水の五行に変化干合する命式です。
命式に水・金が多くて土が少ないことが望ましく、これを満たさない場合や妬合がある場合は仮の化水格もしくは普通格局となります。

 

行運において、喜の五行は水・金、忌の五行は土となります。
妬合となる干が巡る場合も良くありません。

 

化水格の人は、一見大人しいですが、底知れぬパワーを秘めた人が多いです。
知性に優れ、感情表現も豊かでしょう。
努力家で、一つのことを探求することにも向いています。
適職は、教育界、芸術界、伝統産業などです。

 

＜化水格の例＞

2004年12月8日8時台生まれ

 

化木格（かもくかく/かぼくかく）

日干が木の五行に変化干合する命式です。
命式に木・水が多くて金が少ないことが望ましく、これを満たさない場合や妬合がある場合は仮の化木格もしくは普通格局となります。

 

行運において、喜の五行は木・水、忌の五行は金となります。
妬合となる干が巡る場合も良くありません。

 

化木格の人は、心優しく誠実で正直な人でしょう。
向上心に溢れ、何事にも前向きで積極的に取り組むでしょう。
面倒見が良く、困っている人には率先して手を差し伸べるでしょう。
適職は、IT業界、ベンチャー業界、教育界、運輸業界、宗教などです。

 

＜化木格の例＞

1975年2月10日4時台生まれ

 

化火格（かかかく/かひかく）

日干が火の五行に変化干合する命式です。
命式に火・木が多くて水が少ないことが望ましく、これを満たさない場合や妬合がある場合は仮の化火格もしくは普通格局となります。

 

行運において、喜の五行は火・木、忌の五行は水となります。
妬合となる干が巡る場合も良くありません。

 

化火格の人は、明るく楽天的で、引き立て運に恵まれた人でしょう。
感情表現がストレートで、熱しやすく冷めやすいところがあります。
頭の回転が速く、臨機応変に対応できる柔軟性や行動力を持つでしょう。
適職は、金融業界、航空業界、ファッション業界、美容業界などです。

 

＜化火格の例＞

1986年5月14日10時台生まれ