従財格

従財格

従財格とは、四柱推命の従格の一つで、財星(偏財・正財)が著しく強くその財星に従う命式のことを言います。
必然的に極身弱となります。
正式には棄命従財格と言い、日主としての役割を棄て、旺神(財星)に従うことで開運する運命となります。

 

命式において、財星が一番強いことが絶対条件となります。
さらに、財星が月令を得ていること、印星・比劫星が無いことなどが条件となります。
財星の月令や印星・比劫星の有無などの条件を満たさない場合は、真の従財格とはならず、仮の従財格(仮従財格)もしくは財多身弱(内格身弱)となります。

 

特に、財多身弱は「富家の貧人」とも呼ばれ、立派な家に住んでいても自由になるお金がなく、お金に振り回される人生となり、従財格と非常に対照的であると言われています。

 

 

従財格は命式の通変星の全てが財星によって構成されていることが望ましいです。
また、日干は陽干より陰干であることが望ましいです。

 

命式の大部分を財星が占めますので、財星の性質がストレートに表れた性格になるでしょう。
自分が管理・支配できる金銭に素直に従うでしょう。
金運に恵まれ、財を生じる仕事に全力を注ぐでしょう。

 

社交的で駆け引きがうまく、人や物をマネジメントする能力に長けているでしょう。
商人気質でありながら、周囲の人を導く指導者でもあります。
仕事では、自営業、会社経営、金融業界、コンサルティング業、教育界、マスコミ関係などに適性があります。
男性の場合は、妻に素直に従う人が多いです。

 

行運においては、喜神は財星・食傷星、忌神は比劫星・印星となります。
比劫星が巡ると破格になるため、運気の急激な低下が心配されます。

 

<従財格の例>

1973年1月3日0時台生まれ

時柱 日柱 月柱 年柱
天干
地支