四柱推命の十二運である「絶」は、建禄の対極に位置する十二運で、運気が衰弱している状態を表しています。
そのため運気が外部からの力によって乱れやすく、さまざまなトラブルに巻き込まれやすくなります。
四柱推命では極まった陰は陽に転ずると考えられているので、一発大逆転で成功をつかむ人もいます。
苦難に直面しても、人生を投げ出さない姿勢が大切です。
同じ失敗は二度繰り返さないようにして、無理をせず過ごすとよいでしょう。
女性の場合は男性と比べていくぶん影響が緩和されます。
絶の命式内の各柱ごとの特性は次の通りです。
恵まれない家庭環境で育つでしょう。
早くに親元を離れて独立することが多いです。
現実的で冷めた価値観を持つでしょう。
実力があり、自力で開運する人生となるでしょう。
変化を物ともせず、むしろ変化を楽しめる柔軟性があります。
物事がうまくいくと調子に乗って羽目を外してしまう性質があります。
表面上は社交的で多くの人と関係を築くことができるでしょう。
人が良いところがあり、時には他人に利用されることもあるでしょう。
頭脳明晰で頭の回転が速いですが、少々短気なところもあります。
細かい配慮をすることは苦手でしょう。
社会から孤立したり、非難を浴びたりすることがあります。
運気のアップダウンが激しく、波乱万丈な人生になりがちです。
飽き性で熱しやすく冷めやすい性質を持ちます。
計画性がなく衝動的で単純なため、人に騙されやすいです。
恋愛面では浮気性なところがあり、トラブルの暗示があります。
水商売のような接客の才能に恵まれています。
男性の場合は結婚運が良くありません。
女性の場合は結婚相手に迷惑をかける暗示があります。
根気や忍耐力がなければ、なかなか成果を出すことができません。
子供との相性が悪く、子供に負担をかけてしまう傾向があります。
身強/身弱どちらにとっても絶の行運は要注意な時期となります。
身強は運気の落差が激しくトラブルが発生しやすくなります。
身弱は心身が弱って健康を損ないやすくなります。
喜となる通変星が絶とともに巡ってくる場合は、あまり心配はいりません。
ただ運気の変動は激しいので、うまくいっていても調子に乗りすぎないようにしましょう。
忌となる通変星が絶とともに巡ってくる場合で、その通変星が食傷星・財星・官星の場合は、心身が衰弱して振り回されるので非常に注意が必要になります。
比劫星・印星の場合は、凶意は上述ほどではありませんが、日常にある落とし穴に嵌らないよう慎重に生活するようにしましょう。