四柱推命の十二運である「死」は、沐浴の対極に位置する十二運で、エネルギーが尽き静寂に包まれることを表しています。
病がさらに進行した状態が死です。
行動を起こすより頭であれこれ考える性質があり、杞憂に終わることが多いです。
観察する能力に長けているので、先見の明があり、価値あるものを見抜くことが得意でしょう。
研究や学問の道に向いています。
決断力に乏しく、心も寛容な方ではありません。
家庭運や結婚運はあまり良くありません。
死の命式内の各柱ごとの特性は次の通りです。
親や年配の人からの援助は期待できないでしょう。
親との縁が薄く、子供時代に別れを経験することが多いです。
誰かから支援を受けることは期待できないため、自分で人生を切り開いていかざるを得ません。
人生において夢を抱き、そのために一生懸命努力をするでしょう。
慎重に取り組む姿勢が成功へと導きます。
一見社交的ですが、自分の心を偽ることを嫌うため、しばしば他人と衝突することがあるでしょう。
思い込みが強く、移り気なところがあります。
考えすぎるあまりに取り越し苦労をすることが多いです。
また、いつまでも過去の失敗をひきずるところがあります。
直感を大切にして思い切って行動するようにしたらいいでしょう。
子供時代に大きな病気を患うことがあります。
離婚の縁があるでしょう。
女性の場合は、離婚した後は再婚するよりも自立する方が吉です。
決断力にかけるため、仕事では成果が出にくいです。
子供運はあまり良くなく、子供を授からないか、授かっても良好な関係を築きにくいです。
基本的には病と同様で、死の行運は日主を弱めます。
身強ではもともと日主が強いため、弱められてもそれほど影響を受けずに済むでしょう。
身弱では日主の消耗が激しくなるため、十分に注意しましょう。
喜となる通変星が死とともに巡ってくる場合は、吉ではありますがその中に凶が混ざるため気は抜けません。
忌となる通変星が死とともに巡ってくる場合は、運気が相当低下するため、無理をせずじっと過ごすのが良いでしょう。