四柱推命の十二運である「病」は、長生の対極に位置する十二運で、老いて力のない運気を表しています。
体力は衰え、あまり動くことはなく、静かに考えることを好みます。
自分で道を切り開くのではなく、自分を生かせる環境は何なのか取捨選択することが重要です。
また多くを望まず、身の丈にあった生活をすることも大切です。
自己主張は少ないため、会社員として働く人に向いています。
家庭運は安定しない傾向があります。
病の命式内の各柱ごとの特性は次の通りです。
最初の方は調子が良くても、次第に尻すぼみとなってしまうことが多いです。
計画通りに進まず、状況が停滞しやすいです。
親との縁は薄く、祖先から優れた才能を受け継ぎにくいです。
仕事運が停滞する傾向があります。
押しが強くない分、人あたりは良くソフトです。
美意識に優れ、直観力や空想力があるので芸術関係の職種に適性があるでしょう。
やや自意識過剰な傾向があります。
また、根気が足りない面もあります。
ストレスから健康面や家庭面に影を落としかねません。
知性には恵まれていますが、体は丈夫ではないでしょう。
病気になりやすい体質なため、健康管理には気を付けましょう。
情に厚く優しいため、人からは好かれるでしょう。
ハードワークな職種には向いていません。
日干が陰干の人は特に覇気に欠けます。
親との縁が薄い傾向があります。
結婚は二度以上の縁があります。
根気や忍耐力に欠け、物事を最後までやり通せないことが多いです。
子供との縁が薄く、子宝に恵まれないか、病弱な子供を持つでしょう。
病の行運は日主を弱める働きがあります。
身強では日主が弱められてもそれほど影響はないでしょう。
身弱では日主がますます弱くなるため、注意が必要になります。
喜となる通変星が病とともに巡ってくる場合は、日主は弱められるため吉の中に小凶が混ざります。
忌となる通変星が病とともに巡ってくる場合は、非常に弱い運気となるため、控えめに過ごすのが良いでしょう。