四柱推命の十二運である「冠帯」は、明るく伸びやかに育つ若いエネルギーを表しています。
少々の障害はものともせず、後ろを振り返ることなく、まっすぐ前を向いて進むでしょう。
目標を達成したいという気持ちが強いあまりに、事前の準備や計画を怠ってしまうことがあります。
目に見える成長も大切ですが、しっかり根っこを張ることが開運の重要なポイントとなります。
冠帯の命式内の各柱ごとの特性は次の通りです。
人生を通して若々しくいることができるでしょう。
晩年も幸せで安定した生活を送ることができます。
親や先祖、目上の人物からのさまざまな援助が期待できます。
一本気な性格で頑固さがあり、一度決めたことは最後までやり通す力を持っています。
向上心が旺盛で、仕事運、社会運に恵まれています。
物事の本質を見抜く力にたけており、非常に有能でしょう。
新しい物の開発、新しい分野でのビジネス展開などに適性があります。
若い頃は順調に進んでいても落とし穴があるので注意が必要です。
働き盛りの年代が、最も運気が良いでしょう。
後輩や部下の面倒見はよいですが、言葉にきついところがあるのでその点は気を付けましょう。
忍耐力があり負けず嫌いで不屈の精神があります。
若い頃は力不足でも、徐々に実力を身に付けて成功を掴むでしょう。
野心があり、時には策略をめぐらすこともあります。
公務員などの大組織で出世しやすいでしょう。
家庭運はやや不安定な傾向があります。
女性の場合は才色兼備の人が多いでしょう。
努力の結果が実り、人生の目標を達成することができます。
もし成し遂げられなかったことがある場合は、子孫や後輩が自分の意志を継いで果たしてくれるでしょう。
冠帯は地支が土の五行であるため、土の恩恵があり、さらなる飛躍を目指す土台作りに最適な時期となるでしょう。
喜となる通変星が冠帯とともに巡ってくれば、大きく成長、発展できる時期となるでしょう。
しかしそれには計画性が必要で、無計画に突っ走ると失敗しかねません。
忌となる通変星が冠帯とともに巡ってくれば、基本的に運気は良くありません。
冠帯が巡ると日主が力を得るため、例えば、食傷星が忌として巡る場合は日主からエネルギーをもらって凶意が強まります。
一方、印星が忌として巡る場合は日柱によってエネルギーは漏らされるのでそれほど凶意は強くありません。