四柱推命の十二運:沐浴

四柱推命の十二運:沐浴

四柱推命の十二運である「沐浴」は、力がなく不安定な状態を指します。
沐浴は生まれたばかりの赤ちゃんが産湯につかることを言い、安定した母体から外の世界に出て運気が不安定なことを表しています。
力がないわりには自己主張や好奇心は強いので危うい運気となります。

 

沐浴がある人は、恋愛や結婚において気が多く、浮気や離婚などのトラブルが起きやすいです。
女性の場合は出産や婦人科系の病気などにも注意するとよいでしょう。

 

 

 

四柱の沐浴

沐浴の命式内の各柱ごとの特性は次の通りです。

年柱

子供時代の家庭環境に恵まれず、変化や移転が多いでしょう。
親が生きた不安定な道を自らも辿る傾向があります。
最初はよくても途中から迷いが生じやすい気質があります。

月柱

人が好く優くてロマンチストでもありますが、優柔不断で周囲に流されやすいところがあります。
自ら人生を切り開いていく力が弱いです。
後先考えず行動することころがあり、失敗や障害の暗示があります。
新しいものに目がなく、現状に満足せず自由奔放に生きるでしょう。
プライドが高く繊細な感性を持っているので、芸能、音楽、美術などの世界で活躍している人が多いです。
魅力的で多くの異性からもてるでしょう。

日柱

根気や忍耐力に欠けるところがあります。
飽き性ですが変なこだわりがあり、職業や住居が変わることが多いです。
結婚後の家庭生活が不安定になりやすく、離婚の縁もあります。
家庭を顧みず趣味などに没頭する人も少なくありません。
自由奔放に生き、人生のアップダウンの波が大きいでしょう。
文学や芸能などの才能に恵まれています。
親との縁も薄い方です。

時柱

物事の成果が出るのに時間がかかりやすいです。
途中で挫折することも少なくありません。
晩年になると運気がしぼむため、若い頃から貯蓄などに励み備えるとよいでしょう。

 

行運の沐浴

基本的には身強/身弱どちらにとっても注意が必要な時期となるでしょう。
喜となる通変星が沐浴とともに巡ってくれば、一見好調に見えて足元をすくわれかねないので最後まで気を抜かないことが大切です。
忌となる通変星が沐浴とともに巡ってくれば、大きな悩みに直面するでしょう。

 

焦ると失敗を引き寄せてしまうので、周囲に感謝しながら落ち着いて生活を送るとよいでしょう。
迷い悩んだ時は、身強の方が立ち直りが早く、身弱は元のように復帰するのに時間がかかります。

 

沐浴は人生の早い段階で巡ってきた方が克服しやすいでしょう。
晩年に巡ると悩みが深刻化しかねません。
異性問題のトラブルにも十分に注意しましょう。