四柱推命の特殊星:華蓋、暗禄

四柱推命の特殊星:華蓋、暗禄

華蓋

 

華蓋は、四柱推命において芸術、学問、孤独、宗教などを暗示する特殊星です。
月支が属する三合の終わりの支が華蓋にあたります。
土の五行のいずれかになります。

 

華蓋を持つ人は芸術的なセンスがあり、また孤独感も抱えていると言われています。
有名な芸術家やデザイナー、女優、俳優などに華蓋を持っている人がいます。

 

傷官、印綬、偏官、正官とともにあれば、芸術や学問の方面で期待できるでしょう。
特に印綬とともにあれば、芸術の世界で有名になるでしょう。
ですが、孤独もついてきますので、一概に吉とは言い切れません。

 

時柱と日柱にあるものを主に重視し、年柱や月柱の華蓋はあまり重視されません。
時支は子供を、日支は配偶者を表しますので、そこに華蓋があると子供や結婚の面において孤独を暗示します。

 

例えば、時支に華蓋があると子宝に恵まれにくかったり、恵まれても孤独を感じることがあります。
日支に華蓋がある場合は結婚に縁がなかったり、結婚しても孤独を感じることがあります。

 

華蓋は生まれ持った性質ですので命式中にある時のみ成立します。
ですので、大運や年運で華蓋と同じ地支が巡ってきても華蓋は成立しません。

 

十二運の墓とともにあれば、宗教に没頭したり、出家したりするでしょう。
空亡とともにあれば、男性は宗教と縁が深くなり、女性は結婚や子供との縁が遠くなるでしょう。

 

華蓋になる条件は下表の通りです。

月支

 

暗禄

暗禄は救いや引き立てを意味する特殊星です。
日干から見て建禄にあたる地支と合の関係となる十二支が暗禄にあたります。

 

この特殊星を持っている人は、表立ってではありませんが、隠れたところで援助を受けるでしょう。
知らず知らずのうちに助けてもらっていることもあります。

 

困難にぶつかっても思いもよらない人に助けられたり、思いがけない幸運が舞い込んできたりします。
また、器用という側面もあります。

 

暗禄になる条件は下表の通りです。

日干