四柱推命の五行における比和の関係について解説します。
比和とは、同じ五行が助け合う関係のことを言い、幇(ほう)とも呼びます。
陽干には幇の力がありますが、陰干にはありません。
地支の幇は団結という形をとり、天干に同じ五行があれば根となります。
木幇木―木同士で助け合います。
火幇火―火同士で助け合います。
土幇土―土同士で助け合います。
金幇金―金同士で助け合います。
水幇水―水同士で助け合います。
基本は上述の通りですが例外もありますので、下記で詳しく説明します。
甲は甲を助けます。
甲は乙をよく助けます。
乙は、甲や乙を助けることができません。
寅や卯は、寅や卯を助け、団結して地支の木の気を強めます。
甲や乙は、寅や卯に対して幇になりません。
寅や卯は、甲や乙を助けます。
丙は、丙や丁を助けます。
丁は、丙や丁を助けることができません。
午や巳は、午や巳を助け、団結して地支の火の気を強めます。
丙や丁は、午や巳に対して幇になりません。
午や巳は、丙や丁を助けます。
戊は、戊や己を助けます。
己は、戊や己を助けることができません。
辰は、辰や丑をよく助け、湿土が団結します。
辰と未は弱い団結となります。
戌は、戌や未を助け、燥土が団結します。
戌と丑は非常に弱い団結となります。
未や丑は、辰や戌を助けることができません。
辰や戌は、戊や己の根となります。
未は戊に対して弱い幇になりますが、根にはなりません。
未は己に対して弱い幇になります。
丑は戊を助けることができません。
丑は己に対して弱い幇になりますが、根にはなりません。
庚は、庚や辛を助けます。
辛は、庚や辛を助けることができません。
申や酉は、申や酉を助け、地支の金の気を強めます。
庚や辛は、申や酉に対して幇になりません。
申や酉は、庚や辛を助けます。
壬は、壬や癸を助けます。
癸は、壬や癸を助けることができません。
子や亥は、子や亥を助け、地支の水の気を強めます。
壬や癸は、子や亥に対して幇になりません。
子や亥は、壬や癸の根となります。
水旺の丑は、壬を助けます。
水旺の丑は、癸を助けることがあります。