四柱推命の命式は、年柱、月柱、日柱、時柱の四柱から構成されます。
各柱の詳しい解説は下記の通りです。
命式の見方の簡易表もご参照ください。
年柱は自分のルーツや成育環境、人生の傾向などを表します。
生まれた年によって決定します。
年柱は一生を通じての運気や人生の傾向を示します。
年柱が強いと福分が強く、何かトラブルがあってもラッキーで切り抜けられることが多いでしょう。
また、年柱と特に密接な年齢域は0〜20歳で、初年運を表します。
これは親の庇護のもと育つ期間を意味し、親から与えられた成育環境を表します。
人間関係では、先祖や親(年干が父方、年支が母方)、年長者などを意味します。
年柱が良ければ、上述の人物からの引き立てや援助を期待することができるでしょう。
相続も滞りなくスムーズに運ぶでしょう。
しかし、年柱が良くなければ、他者からの引き立ては期待できず自力での開運が要されるでしょう。
親と不和であったり、家を出て独立するのが早いでしょう。
月柱は社会運や成功運、持って生まれた福分などを表します。
生まれた月によって決定します。
月柱と密接な年齢域は20〜40歳で、働き盛りの青年運を表します。
自分で切り開いていける世界や分野、恵まれている才能の特性などを示します。
ですので、自分の能力を最大限生かすためには月柱の通変星を参考にするとよいでしょう。
中でも月支は命式において非常に重要視されており、この部分の通変星はその人の社会的な性格を表します。
社会的に成功するかどうかは、主に月柱にかかっています。
月柱が良ければ、困難や挫折があってもタフに生き抜いていけるでしょう。
反対に、月柱が良くなければ、問題が起こった時などに状況が悪化しやすいです。
どこが自分の弱点なのかを把握し、それを未然に防ぐことにも有効活用できるでしょう。
人間関係では、兄弟姉妹、友人、親などを意味します。
日柱は自分自身や配偶者、私生活、結婚生活などを表します。
生まれた日によって決定します。
日干は別名「日主」とも呼び、その人自身を表し、命式の中心となります。
日主は自分の個性や持って生まれた性格を示します。
日柱に通変星は1つしかありませんが、十二運は日柱を一番重視します。
プライベートな生活が充実するかどうかは、主に日柱にかかっています。
幸運な人生を送るためには、社会的な成功とはまた別に、精神的な満足感も非常に重要となります。
人間関係では、自分自身(日干)、配偶者(日支)を意味します。
また、健康運や身体的特性なども表します。
日柱と密接な年齢域は40〜60歳で、中年運を表します。
時柱は子供運や晩年運、仕事能力などを表します。
生まれた時間によって決定します。
時柱は主に人生の成果を示します。
仕事の成果である財産や晩年の生活、自己管理の成果である健康状態、養育した成果である子供などがあります。
人によって価値観は異なりますので、人生の成果はその人の思うところが大きいでしょう。
また、時柱には日主が管理するという性質もあるため、仕事能力も意味します。
仕事の結果が出やすいかどうかなどは、時柱に大きく関係します。
時柱が良ければ、行動力や決断力があり比較的早く良い結果が出るでしょう。
反対に良くなければ、途中で妨害が入ったり頓挫することがあるでしょう。
人間関係では、子供(時干が息子、時支が娘)、目下の人間などを意味します。
また、事業における後継者の意味もあります。
時柱と密接な年齢域は60歳以降で、晩年運を表します。